運転スキル

クルマを頻繁にぶつける人に効果的な対策5選【プロドライバーが教える防止策】

普段から車を運転しているなかで、頻繁に車をぶつけてしまうことありませんか。

ぶつけたくないのに気がつくと当たっている。

そういった人は決して少なくありません。

車をぶつけてしまうと…

  • 修理代がかかる
  • 気持ちが沈む
  • 家族に怒られる

などいいことは一つもありませんよね。

どうしたらぶつけずに運転できるんだろう…

とお困りの人のために、普段大型トラックを運転するプロドライバーの目線で、車をぶつけないための防止策をご紹介します。

乗用車よりはるかに大きな大型トラックでも、ポイントやコツをおさえていればぶつけることは滅多にありません

これは乗用車にも応用できることなので、頻繁にぶつける人はぜひさいごまでご覧ください。

ぶつける頻度が今よりも少なくなり、無駄な出費をなくしテンションが下がるなどのトラブルを極力減らすことができます。

頻繁にぶつける人の防止策、テーマは次の5つです。

  • 15分間の集中
  • 物理的な対策
  • 確認をするクセをつける
  • 焦らないこと
  • クルマを乗り換える

一つ一つ具体的に説明をしていきます。

車を頻繁にぶつける人に効果的な対策5選  15分間の集中

ここでの15分とは、車の運転を開始した直後運転を終える直前の15分間のことです。

駐車場から出発するタイミングや、目的地に到着する直前は気が緩むため特にぶつけやすいとされています。

統計的に見ても、運転開始15分以内に事故を起こす人の割合は全体の20%となっており、交通事故の5件に1件は運転開始直後ということになります。

つまり開始直後や到着直前の15分をしっかり集中することができれば、ぶつける確率を軽減させることが可能です。

運転に特に集中すべきタイミングは

  • 運転開始直後の15分
  • 到着直前の15分

このことを意識して運転すれば、ぶつけることは自ずと減っていくことでしょう。

車を頻繁にぶつける人に効果的な対策5選  物理的な対策

頻繁にぶつけるシチュエーションが自宅や勤務先など、手を加えることが可能な場所であれば、次のようなアイテムを置いておくのもおすすめです。

  • カラーコーン
  • センサーライト
  • 車止めブロック

よくぶつける、またはぶつけやすそうな所にカラーコーンを置くことで、危険な場所であることを毎回思い出すことができます。

また、どれだけ慣れた駐車場であっても暗い中では見落とす部分も多くなるので、センサーライトで明かりを確保しましょう。

昼間だったらぶつけなかった

といったパターンを回避することが可能です。

車止めブロックについてはバックで駐車する際、車が後方の塀にぶつかる手前でタイヤが止まるように設置することで、日々のリスクをなくすことができます。

車止めブロック 出典:Instagram

車を頻繁にぶつける人に効果的な対策5選 確認を習慣化させる。

車を駐車場から出すときや駐車場に止めるとき、しっかり周囲を確認することが大切です。

当たり前でしょ

と思われるかもしれませんが、継続して行うことはなかなか難しい。

たまに見るのではなく、無意識のうちに確認できるほど習慣化させなければ意味がありません。

周囲を確認することは、ぶつけてしまいそうな物はないかのチェックになります。

そのため習慣化させてしまえば油断してぶつけてしまうミスを極力減らすことに繋がるのです。

とは言ってもいきなり習慣化させることは非常に困難でしょう。

初めのうちはかなり意識して確認することが大切です。

車に乗った後で「確認忘れた」となると、面倒くさいが先行してしまい確認を怠ってしまうことがあると思います。

そこで妥協すると習慣化は難しくなるので、身体に染みつくまではぶつけた場合のことを想像してください。

確認せざるを得ない気持ちになりますよ。

簡単な行動を習慣化させるには約3週間続ける必要があります。

車を頻繁にぶつける人に効果的な対策5選 焦らないこと

車を駐車するとき、道路から直接バックしなくてはいけないことも多いかと思います。

その際、後続の車を待たせてしまうことも珍しくありません。

ほかにもショッピングモールの駐車場において同様のケースが想定されます。

後ろの車を待たせてるし、急いで停めないと!

このように焦って駐車するとぶつける可能性が非常に高いです。

後続車への気遣いももちろん大切ですが、ほかの車にぶつけてしまった方が余程迷惑をかけてしまいます。

後続車を待たせているときほど、慎重かつ自分のペースを守って駐車するよう意識しましょう。

車を頻繁にぶつける人に効果的な対策5選 車を乗り換える

ここまでを見ても自信がない、ぶつけてしまいそうという人もいるかと思います。

この場合は今乗っている車を換えてしまうことがおすすめです。

乗り換えがおすすめな理由は3つあります。

  • 今のクルマと相性が良くない可能性がある
  • クルマのサイズをひと回り小さくできる
  • 最新の衝突防止システムはがついたクルマを選べる

今の車との相性が良くない可能性がある

車と一言にいっても、車体の大きさからボンネットの長さ、ミラーの見やすさやシートの座り心地など、多種多様です。

運転する人によって、身長や視野の広さなどに個人差があります。

するとどうしても、所有者と車に相性の良し悪しがでてしまう

前の車は一度もぶつけなかったのに、今の車になってしょっちゅうぶつけてしまう。

こういったケースも多々あります。

この場合は練習や慣れでは限界があるため、乗り換えが手っ取り早い解決策です。

車のサイズをひと回り小さくできる

現在乗っている車のサイズにもよりますが、可能であればひと回り小さい車に換えることで、ぶつけるリスクを減らせます。

小さくなれば物理的にぶつかる範囲が狭まるだけでなく、心理的な余裕ができる、小回りが効くなど、ぶつかりにくい要素が盛りだくさんです。

車種にこだわりがあれば別ですが、特にこだわりがなければサイズダウンを検討してはどうでしょうか。

最新の衝突防止システムが付いた車を選べる

現在、型落ちの車に乗ってる人であれば、最新の車への乗り換えを検討するのも良いでしょう。

以前にはなかった様々な衝突防止システムの恩恵を受けることができます。

衝突防止システムの例
  • 自動で駐車してくれる 駐車支援システム
  • 追突を回避してくれる 衝突軽減ブレーキ
  • ペダルの踏み間違いをサポート 誤発信抑制制御機能

どのシステムも車をぶつけることがないようサポートしてくれます。

購入となると初期費用がそれなりに必要ですが、ぶつけた際にかかる修理代を考えるとコストパフォーマンスとしては悪くはありません。

また最近ではカーリースサブスクリプションも増えているため、月々1万円~で最新の車に乗ることも可能です。

気になった方はぜひ検討してみてください。

まとめ

さいごに頻繁にぶつける人の防止策のまとめです。

  • 15分間の集中
  • 物理的な対策
  • 確認するクセをつける
  • 焦らないこと
  • クルマを乗り換える

たとえ頻繁にぶつけてしまう人でも、少しの工夫や行動でまったくぶつけなくなります。

さらに一度ぶつけると短期間で立て続けてしまうこともよくあります。

悪い流れを断ち切る意味でも今回ご紹介した内容を実行し、新たなルーティンやアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

さいごに、みなさんのカーライフが楽しいものになることを願っています。

ABOUT ME
beaver
20代で小学校教諭をするも人間関係で心病んでしまい、トラックドライバーへ転職することに。4t・10t・大型トレーラーまで乗務し、地場~長距離までひと通り走ってきました。運送会社も5社ほど渡り、優良企業とブラック企業どちらにも勤務。この経験をもとに優良運送会社へ入社するためのアドバイスを当ブログで紹介しています。