トラック運転手への転職を考えている人に、未経験からトラックドライバーになるための流れや方法がわからない。
こんな悩みを相談されることがあります。
他業種からトラック運転手を目指すとなると、どのような手順を踏むのがベストなのか考えものですよね。
さらに新しく何かを始める際は、不安も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、不安を解消するためのアドバイスも含み解説していきます。
この記事を読んで正しい手順で運送会社を選定してください。
未経験からトラック運転手を目指すうえで行う手順は次の3つです。
①現在の免許で乗れるトラックを確認
②ドライバー求人を検索
③面接
未経験からトラック運転手になる手順
①現在の免許で乗れるトラックを確認
トラック運転手になるために絶対に必要なのが免許証ですが、ほとんどの人が普通自動車免許をお持ちだと思います。
普通自動車免許でもトラックに乗ることは可能です。
ですが取得時期によって、乗れるトラックのサイズが変わるので注意してください。
平成19年6月1日までに取得(中型免許8t限定で表記) | |
車両総重量 | 8トン未満 |
最大積載量 | 5トン未満 |
平成19年6月2日~平成29年3月11日の間で取得(準中型免許5t限定で表記) |
|
車両総重量 | 5トン未満 |
最大積載量 | 3トン未満 |
平成29年3月12日以降に取得(普通免許で表記) | |
車両総重量 | 3.5トン未満 |
最大積載量 | 2トン未満 |
![](https://beaver-66.com/wp-content/uploads/2021/03/truck-1030846_1280-320x180.jpg)
自分が乗れるトラックのサイズがわかったら、運送会社の選定です。
②3つの方法からドライバー求人を検索
職安
職安でもトラック運転手の求人は多く扱われています。
さらに公の機関を通しているので、極端なブラック企業の掲載は取り扱いません。
また掲載内容の信頼性は高いので、入社後「話が違う!」といったトラブルは起こりにくいと言えます。
ただ後述する他の方法よりも、面接までに時間を有する場合があり、早急に職を探す人には向いていないように思います。
・極端なブラック企業は掲載されない
・掲載内容と入社後の条件のズレが少ない
・面接まで少し時間がかかる
求人サイト
言わずと知れた検索方法です。中でもトラック運転手20qの求人が豊富なのは以下の3つです。
・ドラEVER
・あつまるくん
・インディード
ただし求人サイトを元に運送会社を選択し
掲載している内容と入社後の待遇が違った…
なんてこともあり得ますので注意が必要です。条件については、面接時にしっかり確認しましょう。
・求人数がかなり多い
・自分に合った会社を選定できる
・掲載内容がデタラメの会社もある
知人の紹介
もしトラック運転手の知人や友人がいれば、その人に紹介してもらうのも良いでしょう。
職安や求人媒体と違い、実際に勤務している人の情報なので、かなり信憑性が増します。
一方で紹介で入社する場合はトラック運転手の知り合いが必要であったり、知り合いの手前辞め辛いといったデメリットも。
・実際の給与体系や待遇を知れる(信頼性高)
・トラック運転手の知人や友人が必要
・入社後、辞めにくい
③運送会社の面接
求人で気になる会社を見つけたら、連絡して面接のアポを取りましょう。
運送会社の面接は主に管理職(運行管理者)の人が行います。
小さい会社ですと運行管理者=社長というパターンも珍しくはありません。
面接時の服装は、一般企業と同様にスーツの着用が好ましいです。
ただ現職の仕事がスーツでない状況で、どうしても仕事の合間にしか先方と時間の折り合いがつかない場合は、面接担当の人に相談する余地はあります。
人手不足ゆえ融通が効きやすいですが全ての運送会社がそうではないので、基本はスーツ着用で臨みましょう。
未経験でも雇ってもらえる?
結論から言うと未経験でも全く問題ありません。
ひと昔前だと、未経験者の採用を見送る会社も多かったようですが、今はどこも運転手不足が深刻化していて引くて数多です。
軽トラック・小型トラック(2t)・中型トラック(4t)などは未経験者を積極的に採用し、
大型トラック(10t)でも未経験歓迎の会社が多いようです。
ただ大型トレーラーの運転手となると、運送会社も未経験者の採用を見送る傾向にあります。
逆を言えば、未経験者でも大型トレーラーを乗せる運送会社は、余程の人材不足です。
人材不足の原因として待遇面が良くないことが考えられるため、あまりお勧めはできません。
・未経験でも基本は雇ってもらえる
・未経験者で大型トレーラーの運転手となると、まともな運送会社ほど採用を見送る
トラックの運転は大丈夫?
トラックの車体は、普段運転している乗用車と比べ格段に大きくなります。
これからトラック運転手への転職を考えている人にとって、大きな不安要素ではないでしょうか。
こればかりは個人差があるので絶対とは言えませんが、
慣れです!
これまで数多くのドライバーを見てきましたが、新人の頃はまともな運転が出来なかった人でも少しずつコツを掴み、1年も経つ頃には問題ないレベルまで達しています。
それでも運転に不安があれば、軽トラック・2t・4t・10t各車両を保有する運送会社がお勧めです。
このような会社ですと比較的小さな軽トラックから乗務が始まり、徐々に2t⇨4t⇨10tとステップアップさせてくれるので無理なく運転スキルが身に付きます。
2t・4t・10t 各車両を保有する運送会社だと、
2t⇨4t⇨10tとステップアップさせてくれる
働く人の年齢層
現在運転手として働く人の年齢層は40代〜60代がほとんどです。
20代〜30代は若い部類に入ります。特に30歳以下は極端に少ないです。
これは免許制度が変わったことにより、
普通免許で乗れる車両サイズが縮小されてしまったことが原因でしょう。
そのためか私の勤める会社に入社してくる未経験の新人さんも、40歳を越えた人が半数以上を占めています。
とはいえ肉体労働なので、ご自身の体力を判断材料にする必要があります。
まとめ
未経験からトラック運転手になる手順をまとめると
①現在の免許で乗れるトラックを確認
②ドライバー求人を主に下記から検索
・職安
・求人サイト
・知人の紹介
③面接
※入社後のトラブルを防ぐため面接時には待遇・給与面をしっかり確認しましょう。
運転に自信があれば、あなたが持っている免許の範囲で乗れるトラックを保有する会社(いきなり大型トレーラーはハードルが高い)
運転に自信がなければ、小型〜大型トラックまで幅広く保有する会社
最後に、未経験からトラック運転手を目指すのに年齢は気にしなくて良い!
以上の内容を踏まえ、トラック運転手を目指してみては如何でしょうか。
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