トラックドライバーになるにあたって準備するもってあるの?
こんなお悩みを解決します!
新卒のサラリーマンだとスーツやネクタイ・Yシャツなどを
準備しなくてはいけませんが、
トラックドライバーはどういったものが必要なのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!
本記事の内容
・トラックドライバーに必需品となるものを紹介
・必要な理由も合わせて解説
・大まかな購入価格も記載
この記事を書いた人
〇小学校教員からトラックドライバーに転職
〇トラックドライバー歴6年(現役)
〇小型トラック〜大型トレーラーまで経験
今回ご紹介する必需品は、「あったらいいな」ではなく「無いと困るもの」です。
用意しておかないと仕事に差し支えたり、場合によっては怪我の原因にもなり得ます。
まで持っていない人はなるべく早く購入しましょう。
トラックドライバーになる前にまず準備すべきものは次の3つです。
・安全靴
・作業用手袋
・マイク付きイヤホン
これらの必需品の価格や性能は幅広くあります。
どのようなモノを購入すべきか・・・
それぞれ選定のポイントを解説していきます。
安全靴
業種によっては聞き慣れないアイテムかもしれません。
安全靴とは工事現場や工場などで、重量物を足に落とした場合でも、ケガから身を守るためにつくられた靴です。
安全靴のつま先には、鉄板もしくは合成樹脂が入っているため、事故によるケガのリスクを軽減してくれる優れものです。
安全靴にはH種(重作業用)、S種(普通作業用)、L種(軽作業用)の等級があります。
現在ほとんどの運送会社で安全靴の着用が義務付けられていますが、トラックドライバーの場合は等級まで気にする必要はなさそうです。
ただし会社によっては指定の安全靴がありますので、入社前に確認しておきましょう。
特殊な荷物を扱う会社などは、指定の安全靴があるケースが多い
安全靴の選び方
会社の指定安全靴がなければ、自分で準備しなくてはなりません。
先述したように、特に指定がなければ、安全靴の等級までは気しなくてOKです。
具体的な選定基準は・・・
・通気性
(安全靴はムレやすい)
・軽量
(スニーカータイプが◎)
・見た目
(少しでも仕事のテンションを上げたい)
価格帯は2,000円~10,000円と少し幅があります。
アシックスやプーマなど、老舗ブランドが10,000円弱
安全靴市場の中堅メーカーが5,000円前後
無名のメーカーが3,000円以内といったところです。
価格による主な特徴は
高価格(10,000円弱)
とても軽く、立ち続けても疲れにくい。耐久性も◎
低価格(~3,000円)
靴底が薄く疲れやすい。耐久性は△
中価格(5,000円前後)
価格高と価格安の間の性能
あくまで目安になります。
疲れ方に関しては個人差もあるので一概に言えませんが、
運転がメインであれば靴底の厚みは気にしなくて良いでしょう。
逆に積込みや荷卸しに時間がかかるのであれば、クッション性に優れた安全靴を選択したいところです。
安い靴を定期的に買い替えるか、高い靴を長く使うかはお好みで。
・作業用品店
・ホームセンター
・ネットショップ
作業用手袋
トラックドライバーの仕事では「手積み」や「手卸し」と言われる荷物があります。
ケースの荷物を手作業で
積込み、もしくは荷おろしすること。
モノによっては
積込みに3時間・荷おろしに3時間かかる場合も。
別名「バラ積み」「バラおろし」「手づかみ」etc…
トラックドライバーが腰を痛める原因の一つ。
手作業でダンボールなどの荷物を扱うため、素手で触ると手を切る可能性があります。
そのため手袋やグローブの着用が基本です。
作業用手袋の選び方
手袋は表面をゴム等で覆われたものを購入しましょう。
手積み手おろしではダンボール類が基本です。
そのため軍手のように表面が布地のものだと滑るため、落下⇨破損へと繋がります。
価格帯は1双で200円〜500円。
まとめ売りで割安なものもあります。
・持ちやすさ
(滑る手袋は✖)
・耐久性
(使用頻度によってはすぐに消耗します)
・臭い
(手汗と反応して異臭を放つ手袋もあります)
初めのうちは、1双の購入がオススメです。
まとめ買いで購入しても、
「使いにくい」や「肌に合わない」といった不具合が出ると、無駄になってしまいます。
お気に入りの手袋が見つかれば、
まとめ買いで購入すると良いでしょう。
また臭いに敏感な人も注意が必要です。
表面がゴム製品のため、モノによっては自身の手汗と反応して異臭を放ちます。
購入時には気にならなかったが、使い出すと変な匂いがするケースもあるので、
まずは自分に合った手袋を探しましょう。
・作業用品店
・ホームセンター
・ネットショップ
・コンビニ
マイク付きイヤホン
マイク付きイヤホンとは、ハンズフリーで通話などができる、マイクが搭載されたイヤホンのこと
トラックドライバーは会社と連絡するタイミングが多々あります。
積込み完了後や荷おろし完了後など、
事あるごとに電話連絡を求められる会社がほとんどです。
電話のたびにトラックを止めていては時間が足りません。
またトラックのサイズで気軽に止めれるスペースは少ないので、
路上駐車しなくてはならず、結果的に交通の妨げになります。
運転中に携帯やスマートフォンを耳に当てて通話すると、
事故の危険性が格段に上がりますので絶対にしてはいけません。
また2019年12月からは運転中の携帯電話の使用に対する罰則が、厳しくなっています。(下図参照)
このことからも『マイク付きイヤホン』はトラックドライバーの必需品と言って過言ではありません。
普通車 | 大型車 | |
携帯電話の使用 ・通話 |
罰則 反則金 点数:3点 |
罰則 反則金 点数:3点 |
携帯電話の使用 ・通話 |
罰則 反則金 点数 |
罰則 反則金 点数 |
※交通の危険は、携帯電話の使用によって事故を起こした場合に適用される。
マイク付きイヤホンの選び方
マイク付きイヤホンを選ぶにあたって、ワイヤレス(Bluetooth接続)か有線を選択しましょう。
メリット | デメリット | |
ワイヤレス Bluetooth |
邪魔にならない 運転以外でも使いやすい |
充電が手間 ノイズが入りやすい |
有線 |
充電の必要が無い 音がクリア |
端末ごとにジャックが異なる 配線が邪魔 |
トラックドライバーで見ると、
9割以上がBluetooth接続のワイヤレスを利用しています。
充電に関しても最近のマイク付きイヤホンは、充電の持ちが良くほとんど気にならないレベルです。
運転中の通話で考えるとワイヤレス一択で間違いないでしょう。
・運転中に、両耳を塞ぐイヤホンやヘッドホンを使って通話をしたら別の違反になります。
・運転中にマイク付きイヤホンを使用しての通話は、道路交通法では違反になりませんが、自治体の条例で禁止にしているケースもあるため、対象の都道府県に確認してください。
マイク付きイヤホンの価格帯は、
300円~10,000円前後です。
あまり安価なモノは、音が小さい、端末との接続ができない、すぐ壊れるといった不具合も起こりやすい傾向にあります。
最低でも2,000円以上、できれば3,000円以上のクオリティは欲しいところです。
・耳へのフィット感
(合わないと耳が痛くなります)
・音量
(トラックはエンジン音がうるさいので、ある程度の出力が必要)
・充電の持ち
(使用頻度を考えると大事)
ドライバー全体では4,000円前後のイヤホンを使用している人が多いようです。
なかには10,000円近くのイヤホンを使用しているドライバーもいます。
高価なだけあって、音質や耳のフィット感がとても良いそうです。
予算が許せるのであれば候補に入れてはいかがでしょうか。
・家電量販店
・ドンキホーテ
・ネットショップ
まとめ
トラックドライバーの必需品をまとめると、次の3点です。
・安全靴
・作業用手袋
・マイク付きイヤホン
3点購入した際の予算の合計は、最安で2,500円程度
すべてを高価な品物で揃えても20,000円強でした。
慣れないうちは色々試し、まずは自分に合ったモノを見つけましょう。
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