運送会社には『配車係』という
ポストが存在するのをご存知ですか？
運送会社に勤めたことのある人だと
すぐにピンとくるのですが、
これから運送会社に勤めようとする人にとっては、
配車係ってなんだ？
と疑問を持つ人のほうが多いのではないでしょうか。
今回は運送会社に入社するなら
必ず抑えておきたい、
配車係について解説していきます！
・配車係とは
・配車係とドライバーの関係性
・配車係と仲良くなるには
この記事を書いた人
・元小学校教諭
・トラック運転手歴５年以上
・小型トラック〜大型トレーラーまで経験
運送会社には必ず１人以上の配車係がいます。
もし今後トラック運転手の道を
考えている人であれば、
配車係の存在は頭に入れておくべきです。
入社後の人間関係の円滑化にも繋がりますので、
ぜひ最後までご覧ください！
運送会社に存在する『配車係』とは？
配車係とは
運送会社において、
顧客から輸送を依頼された荷物を
各ドライバーに割振る係。
『係』なので役職とは異なる。
配車係は会社事務所で
業務に専念することが多いが、
小規模の運送会社などでは、
配車係自らがトラックに乗務しつつ
配車を行う場合や
社長が配車係を担うケースも多い。
逆に大手運送会社には
複数人の配車係が存在することもある。
依頼された荷物をドライバーに割振るため、
配車係のスキルによって、会社の抱える仕事が
円滑に進むかどうかが決まります。
会社によっては、配車係が
他社に営業をかけ輸送する荷物を探します。
そのため配車係の営業力によって、
会社が扱う荷物や運賃が変化するのです。
配車係の主な仕事
・顧客に依頼された荷物を
トラック運転手に割り振る
・顧客に営業を行い仕事を探す。
トラック運転手は配車係と仲良くすべき
配車係の仕事内容を見て、勘の良い人は
察しがつくのではないでしょうか。
配車係との関係性はトラック運転手の
給料や仕事内容に影響するのです！
次をご覧ください。
配車係の具体的な権限
・依頼された荷物を
トラック運転手に割り振り。
（仕事内容の決定権）
・荷物によって運賃が異なる。
（運転手の売上管理）
・トラック運転手は売上によって
給料が変化する、歩合制の会社が多い。
（給料の決定権）
上記から配車係との良好な人間関係の構築が
大切なことは一目瞭然でしょう。
好き嫌いで、露骨に差別的な扱いは行われませんが、配車係も人間です。
好きな運転手・嫌いな運転手
この２択を決断する際、
好きな運転手に得をさせたいと考えるのが
人情というもの。
普段から配車係と仲良くしておくことは
トラック運転手にとって
仕事内容・給料面から見てメリットしかない
と言っても過言ではありません。
配車係と仲良くするには
配車係と仲良くすることは
そう難しいことではありません。
次の３つをおさえておけば、
自然と良好な人間関係が築けますので
ぜひ実践してください。
・配車係の仕事内容を理解する
・普段から仕事に感謝の気持ちを持つ
・仕事内容に文句を言わない
具体的に解説していきます。
配車係の仕事内容を理解する
トラック運転手の多くは、
配車係の仕事内容を理解しきれていません。
仕事内容はわかっていても、
実際に配車を行う際の精神的な気苦労までは
知らない人がほとんどです。
配車係は顧客の要望に対応しつつ
運転手に指示を出さなければならず、
顧客とトラック運転手の板挟みの中で
頭をフル回転させ割り振りを行っているのです。
時には顧客に運賃交渉なども行い、
神経をすり減らしています。
にもかかわらず
配車が下手くそ！
要領が悪い！
などの文句を浴びせてくる
トラック運転手も少なくありません。
このような文句を言うトラック運転手は
当然、配車係から嫌われます。
表面だけでは見えない配車係の苦労を
理解することから始めましょう！
その中で
大変な配車を
いつもありがとうございます！
と労いの言葉をかけるだけで
簡単に信頼関係を築くことが可能です。
ほとんどの運送会社において
配車係とドライバーは仲が悪いことが多い。
原因は主に事務職を行う配車係と、
現場職のトラック運転手では価値観が
大きく異なることが考えられます。
トラック運転手から配車係の
価値観を理解することで、
その後の仕事に良い影響を与えてくれるので
行わない手はないでしょう。
仕事内容に文句を言わない
トラック運転手を長年経験すると、
・楽で稼げる仕事
・割に合わない仕事
が次第にわかってきます。
すると、新人の頃は謙虚でも、
次第に横柄な態度に変貌することが
少なくありません。
どんな仕事でも頑張ります！！
これが経験を重ね仕事内容がわかってくると…
割に合わない仕事ばかり行かせやがって
このような文句を言うトラック運転手は、
怒りの矛先を配車係に向けがちです。
これでは配車係と仲良くすることは難しく、
①不満を持つ
②配車係に文句を言う
③配車係との関係悪化
④配車係からキツい仕事を回される
・
・
・
①不満をもつ
このような負のスパイラルに陥ってしまいます。
文句は最終的に、
自分へマイナスとなって返って来るのです。
つまり仕事内容に文句を言うことは
百害あって一利なし
逆に”文句を言わないトラック運転手”は
それだけで配車係から気に入られます。
好きな人と嫌いな人
皆さんが配車係の立場なら
どちらを大切にしますか？
当然好きな人ですよね。
このことを踏まえ、経験を積んでも
文句を言わないトラック運転手を目指しましょう！
配車係に文句を言っても
その場の状況は変わらない。
状況に変化がなければ、文句を言うことは
自身の評価を下げるだけ。
つまり文句を言うことは
今後の立場を危うくするだけの行為です。
与えられた仕事に感謝の気持ちを持つ
最後は当たり前のことなのに、
なかなか実践できない
仕事への感謝の気持ちを持つこと。
トラック運転手は頻繁に自分と同僚の
仕事内容を比較してしまい、
あいつばかり楽な仕事している！
などの不満を持つことが多く、その不満は
仕事の割り振りを行う配車係へと向けられます。
たしかに時期や状況によって
仕事の配分が偏ることはあり得ます。
ですが、そこに不満を持っても仕方がありません。
トラック運転手は与えられた仕事を
こなすことでお金を稼ぐことができます。
そのため目の前の仕事に感謝することが
非常に大切なのです。
・割り振った仕事に文句を言う
・割り振った仕事に感謝の気持ちを持つ
配車係からすれば、後者のトラック運転手
を大事にすることは明白です。
配車係から重宝されるトラック運転手になるため、
与えられた仕事に感謝の気持ちを持ちましょう！
まとめ
今回の内容をまとめると
配車係の主な仕事は
・顧客に依頼された荷物を
トラック運転手に割り振る
・顧客に営業を行い仕事を探す。
トラック運転手が配車係と
良好な関係性を築くことは、
普段の仕事や給料に
良い影響を与えることが多い。
配車係と仲良くなるポイントは３つ
・配車係の仕事内容を理解する
・普段から仕事に感謝の気持ちを持つ
・仕事内容に文句を言わない
以上が運送会社に存在する『配車係』と
トラック運転手との関係性です。
トラック運転手の中には
配車係に気に入られようと、
露骨に媚びを売る人も少なからずいます。
そのような人は、仮に配車係に気に入られても
同僚の反感を買ってしまいます。
配車係と良好な関係性を築くには、
媚びを売る必要はなく、
先述したような当たり前のことを実行する
だけでOKです。
当たり前のことを実行するだけなので、
同僚の反感を買うこともありません。
今後トラック運転手への転職を考えている人は
是非このことを念頭においてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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