トラックを運転する女性ってカッコいいですよね。
ここ最近ではトラックドライバーを希望する女性は増加傾向にあるそうです。
とは言え実際に身近でトラックドライバーをしている女性って少なくないですか?
女性のトラックドライバーはよほど稀なのでは?
このように感じてしまいますよね。
そこで今回は、リアルな現場で働いている女性ドライバーの割合や、女性ドライバーが多い会社の特徴についてお伝えしていきます。
女性トラックドライバーは決して楽ではない反面、事務職と比較すると給料はかなり高くなります。
屋内で事務作業するより、外で身体を動かすことが好きな人には稼げて楽しめる、一石二鳥な仕事になるかもしれません。
トラックドライバーに興味がある女性の方は、本記事を読むことで具体的なイメージをもてるので最後までご覧ください。
女性トラックドライバーの割合はわずか3.5%
国土交通省の調べでは、女性トラックドライバーの割合は2013年で2.4%
男性:約83万人 女性:約2万人 (2013年)
人手不足に悩む運送業界では2013年以降、女性の労働力も取り入れるべく活動をしてきました。
その結果、2020年時点で3.5%とわずか0.9%しか増加していません。
男性:約82万人 女性:約3万人 (2020年)
ほぼ横ばいと言って良い結果でしょう。
実際に現場で働くなかでの女性トラックドライバーの印象は、少しづつ増えているけどまだまだ珍しい存在です。
女性トラックドライバーがいる会社の特徴は3つ
運送会社は全国に約6万社あり、女性トラックドライバーは約3万人。
つまり運送会社2社に1人の割合で女性トラックドライバーがいることになります。
ところが女性トラックがドライバーが1人もいない運送会社がほとんどです。
私の感覚では、女性トラックドライバーが在籍している会社は2割ほど。
2割の運送会社に2〜3人の女性トラックドライバーが所属しているイメージです。
女性トラック運転手が在籍している運送会社の特徴は次の3つ
・重量物を持ち運ぶことがほとんど無い
・個人宅への配達が少ない
・日中の仕事が多い
なぜこのような特徴をもつ運送会社が女性を雇い入れやすいのか解説します。
重量物を持ち運ぶことがほとんど無い
一般的に女性は、筋肉や体力面で男性よりも不利になってしまいます。
そのため女性トラックドライバーが在籍する会社は、
重量物を持ち運ぶ「手積み・手おろし」がほぼありません。
仮にあったとしても女性が無理なく運べる重さです。
基本的に「パレット積み・パレットおろし」で、トラックドライバーの中ではそこまできつくない仕事内容が多い傾向にあります。
個人宅への配達が少ない
女性トラックドライバーが在籍する会社では個人宅への配達を行っておらず、大型トラックやトレーラーを使った倉庫間輸送がメインになります。
女性ひとりで個人宅へ配達に行くのは、防犯の観点で見ると避けたほうが良いことが理由です。
最近では小さなトラックで個人宅へ配達する女性ドライバーも増えつつありますが、やはり大型トラックでの輸送を行うパターンが多いイメージがあります。
日中の仕事が多い
積極的に女性を運転手として雇う運送会社は、深夜帯の勤務をなるべく避けています。
子育てや家事のことを考慮し、
女性が働きやすい環境整備を優先していることが多く、朝〜夕方の勤務になる場合が多いです。
深夜の暗い中にトラックを走らせるイメージとは違い、とても働きやすい職場環境と言えるでしょう。
女性トラックドライバーを目指すなら会社選びが重要
ここでご紹介した特徴3つはあくまでも傾向です。
女性トラックドライバーが在籍している運送会社すべてに当てはまるわけではありません。
たとえ女性であっても、男性と同等に仕事を割り振る会社も存在します。
仕事をする以上、男性と同等の扱いでかまいません!
仮に女性ドライバーがこのように思っていても、会社は女性に対して最低限の配慮をすべきでしょう。
男女関係なく同じことをさせる会社より、女性への配慮がある会社の方が間違いなく働きやすいので。
そこで会社を決めるポイントが、
既に数名の女性トラックドライバーを雇用している会社を選択することです。
初めての女性ドライバーを雇用するとなると、
女性ならではの悩みや要求に対して一から伝えていかなくてはなりません。
その都度、相談して会社が改善するまでに時間を要します。
すでに女性ドライバーを雇っている会社であれば、そういった問題点が改善された状態ですので、かなり働きやすい環境になっています。
また女性が実際に勤続できている職場という実績から見ても、信頼性の高い会社と言えるでしょう。
女性トラックドライバーにおすすめの転職サイト
女性トラックドライバーを目指すのであれば、登録制の転職サイトがおすすめです。
・リクナビNEXT
・リクルートエージェント
上記の2つは運送業界における優良企業の求人が多く掲載されています。
登録不要の求人媒体だと、
過酷な仕事で慢性的な人手不足に陥っている会社が多く、女性であることを配慮されないリスクがあります。
登録制の求人媒体では欠員があまり出ない会社が、質の良い人材を少数求めて募集しているケースがほとんどです。
なかには女性の社会進出に率先して取り組む会社もあるため、女性トラックドライバーを目指すのであれば上記の2つは登録必須でしょう。
登録は無料なので、デメリットは初めの登録が手間なだけ。
当然ですが条件の良い会社から順に募集が終了していきます。
本気で優良企業を探すのであれば、まずは登録してみてください。
まとめ
最後にまとめです。
トラックドライバーの男女比率は
2013年 男性:約83万人 女性:約2万人 【2.4%】
2020年 男性:約82万人 女性:約3万人 【3.5%】
女性トラックドライバーは増加傾向にあるものの、7年間でわずか0.9%の向上。
まだまだ珍しい存在です。
女性トラックドライバーはおおむね、次の特徴を持った運送会社に複数人まとまって在籍しています。
・重量物を持ち運ぶことがほとんど無い
・個人宅への配達が少ない
・日中の仕事が多い
ただし運送会社によっては女性であっても、男性と同じ仕事を割り振る場合もあるため注意が必要です。
特にこれまで女性を雇った経験がない運送会社は、ノウハウがなく働きにくいので避けましょう。
女性が働きやすい環境が整った会社を探すには
・リクナビNEXT
・リクルートエージェント
この2つがおすすめです。
登録不要の求人サイトと比べて、優良企業の数が圧倒的に多くあります。
また細かい条件設定もできるため、女性が働きやすい環境の会社を探す人にはうってつけです。
登録のデメリットとしては手間がかかるだけで、それも将来を見据えれば対した問題ではありません。
ぜひこの機会に、自身に合う会社選びに利用して女性トラック運転手を目指しましょう。