トラックには小型・中型・大型とサイズ展開がありますが、この中では荷物が多く載る大型トラックのドライバーほど高収入となります。
またトラックドライバーになる人の多くは、お金をたくさん稼ぎたいと強く望んでいるため、大型自動車免許を視野に入れる人がほとんどです。
調べたことのある人はご存知かと思いますが、
大型自動車免許の取得費用はかなり高額です。
自動車学校によってバラつきはあるものの、30万円〜45万円前後かかります。
この金額を見て免許取得を足踏みしてしまう人、多いのではないでしょうか。
もし大型自動車免許が数万円安く、上手くいけばタダで取得できる方法があるとすれば利用したくないですか?
本記事ではその方法についてご紹介しています。
仮にお金に余裕があるとしても、数万円〜45万円安くなるなら使わない手はないですよね。
これだけ費用を浮かせれば、好きなモノが買えたりちょっとした旅行もできます。
大型自動車免許を安く取得する方法は次の3つです。
・ハローワーク助成金
・免許合宿
・資格支援制度
詳しく見ていきましょう。
大型運転免許を安く取得する方法 助成金
あまり知られていないのですが、大型運転免許を取得する際に一定の条件を満たしていれば、
ハローワーク(公共職業安定所)から補助金がもらえます。
この条件はそんなに難しいことではありません。
【在職中】【離職中】【2回目以降の申請】の3パターンで条件が変わるので解説します。
【在職中の人】
現在会社に勤務している人で、雇用保険の加入期間が1年以上ある人。
【離職中の人】
雇用保険に1年以上加入していて、前職を辞めて1年以内の人。
【2回目以降の申請】
前回受給してから、3年以上雇用保険に加入している人。
この条件に当てはまる人は多いのではないでしょうか。
ここで気になるのは、いくら助成金がもらえるのかですよね。
受給要件についてもまとめました。
・入学金+受講料の20%(上限10万円)
・検定代、仮免申請手数料、交通費、宿泊費は含まれない
大型運転免許は30万円〜45万円の費用がかかるので、6万円〜10万円の助成金がもらえることになります。
申請するだけでこの金額がもらえるのであれば、使わない理由がありません。
デメリットは申請が少し面倒なことぐらい。
それでも6万円〜10万円もらえることを考えると気にならないのではないでしょうか。
気になる人はぜひ近くのハローワークで確認してみてください。
大型運転免許を安く取得する方法 合宿を利用する
通いで免許取得する場合と、合宿で免許を取得する場合を比較すると
合宿の方が1〜2割ほど安くなる傾向にあります。
たかが1〜2割と言えど、元の金額が高額なため3万円〜6万円は安くなる計算です。
在職中の人であればまとまった休みがもらえるかがポイントでしょう。
現在離職中で、再就職先に大型運転免許が必要な人であれば、合宿を選択することはメリットが多くなります。
・早く取得できる
・安くなる
・ちょっとした観光もできる
また合宿では普段あまり接点のない人と知り合える可能性が高いため、良い刺激になるかもしれません。
免許合宿でもハローワークの助成金は申請可能
前述したハローワークの助成金は、免許合宿でも申請できます。
合宿自体が割安なので、受給額はちょっと減る可能性がありますが、手出しが少ないにこしたことはありません。
ぜひ利用して、賢く費用を抑えましょう。
大型運転免許を合宿で取得するデメリットは、最短でも14日間は自宅から離れる必要があること。
大型運転免許を安く取得する方法 資格支援制度
最近の運送会社では、費用を会社負担で免許取得させてくれるところが増えてきています。
理由は簡単でトラック運転手が不足しているから。
仕事はあるのに、トラック運転手がいなくて倒産する会社は珍しくありません。
トラック運転手の確保が、運送会社にとっての生命線になっているのが現状です。
そこでいくつかの運転会社では
お金は会社が持つから、入社して免許を取りませんか?
といったスタンスで求人募集を行っています。
一部費用負担の会社もあれば、なかには全額会社負担なんてところもあります。
それだけトラック運転手が不足しているのでしょう。
これを上手く利用すれば、最大45万円近いお金を浮かせることが可能となります。
タダで免許が取れて、就職先も見つかる。
夢のような話ですよね。
しかしこの制度には注意が必要です。
会社側としては、お金をかけて免許を取らせてもすぐに辞められては大赤字です。そこで「最低でも⚪︎年は働いてね」といった趣旨の条件が提示されます。
この場合、仮に条件より早く辞める場合は免許費用を返金しなくてはならないパターンが多いようです。
入社すると思っていた内容と違う。となっても簡単には辞めづらくなってしまうことがデメリットとしてあげられます。
それでも免許費用を返せば辞めることができる
そもそも自費で取得するつもりだった人にとっては、免許費用を返金しても免許は残るのでマイナスではありません。
・条件を遂行したら約45万円のプラス
・条件不履行で±0
こう考えると、会社の資格支援制度は試す価値が十分にあります。
ぜひ資格支援制度で求人募集している会社を探してみてください。
大型運転免許を安く取得する方法 まとめ
大型運転免許を安く取得する方法と、おおまかな割引額をまとめると次のようになります。
・助成金 6万円〜10万円
・免許合宿 3万円〜6万円
・資格支援 全額(会社による)
意外にも難易度は低く、ちょっとした工夫で簡単に安く取得できることがわかります。
ここまでを読むと、まともに費用を払ったら損な気分にすらなりそうですよね。
各方法の問い合わせ先や調べ方も載せておくので、気になる方はぜひ調べてみてください。
ほとんどの人にとって免許証は一生ものです。早いうちにより安く取得して今後の人生に活かしましょう。