仕事内容

トラックドライバーの労働時間が長い理由を解説【運転だけじゃない】

トラックドライバーの仕事は『労働時間が長い』イメージがありませんか?

1日16時間ほど働くこともあるのでイメージ自体は間違ってはないのですが、労働時間が長くなる理由についてはあまり知されていません。

遠くまで運転するから労働時間が長くなるのでは?

それもありますが、それだけが理由ではないんです。

今回はあまり知られていないトラックドライバーの実情、労働時間が長くなる最も多い理由についてご紹介します。

この記事をおすすめしたい人
  • 運送会社への転職を検討している
  • トラックドライバーの仕事内容を知りたい
  • 運送業界の実情に興味がある

本記事を読むことで、トラックドライバーのリアルな仕事内容を知ることができます。

結論から言うと、トラックドライバーの労働時間が長くなる原因で最も多い理由は、

荷物の積み・おろしのときに発生する待機時間です。

詳しく解説していきます。

トラックドライバーの労働時間が長い理由 待機時間

みなさんは日本のトラックが、1番多く出入りする施設はどこかご存知ですか?

答えは物流倉庫です。

物流倉庫に行くと、たくさんのトラックが積込み・荷おろしのために集まっています。

基本は物流倉庫に到着した順で積みおろしをするのですが、多いときには10台以上が積み・おろし待ちをしていることも。

1台の積み・おろしには早くても10分程度かかるため、仮に10台待っていた場合

10(分)×10(台)=100(分)

最後尾のトラックが積込み・荷おろしできるのは1時間40分後になってしまいます。

もし1台に15分かかるとしたら2時間30分後。

実際の待機では、長いときで4時間以上待たされることもあります

このことが、トラックドライバーの労働時間を長くする最も多い理由です。

トラックドライバーの労働時間が長い理由 待機を避ける方法は会社選び

待機時間がなくなれば労働時間も短くなります。

そのための方法としておすすめしたいのが、入社する会社選びを妥協しないことです。

じつは運送会社によっては待機時間がほとんどありません

待機時間がない理由は

  • 待機に対して料金を請求
  • 会社に発言力がある

このふたつがあげられます。

待機がほとんどない会社 待機に対して料金を請求

最近では待機による労働時間のひっ迫を回避すべく、待機料を請求する会社が存在します。

これは働き方改革の影響が大きいようです。

働き方改革では、年間を通して従業員の労働時間に縛りがあるので、法令遵守する企業はいち早く待機料金の請求を始めています。

そのため待機料金を請求するホワイト企業ほど待機時間がなくなります

ドライバーの労働時間の制約を無視するようなブラック企業ほど、待機料金を請求せずにドライバー負担が大きくなることでしょう。

待機がほとんどない会社 会社に発言力がある

どの業界にも言えることですが、大きな会社や独自の強みがある会社ほど、お客さんに対してもしっかり発言する力があります。

運送業界では、会社がお客さんの言いなりになると全てドライバーに負担がかかるため、発言力のある会社を選ぶことがとても重要です。

ここでの発言力とは、待機時間が長い場合に物申せるか否かということ。

会社からお客さんに待機時間への意義を伝えてもらうことで、待機時間を減らすことができるのです。

待機がほとんどない会社 探し方

ここまでを見ると

待機時間がない会社ドライバー思いの会社ホワイト企業

であると言えます。

そんな会社の求人はどこに掲載されてる?

個人的におすすめしているのは、登録制の求人媒体です。

運送業界は人手不足ですが、条件の良い会社は人の入れ替わりが少なくそこまで人材に困っていません。

求人募集を行うとしても1人・2人でこと足ります。

逆に募集者が増えすぎると面接に時間がかかるので、少数精鋭が集まりやすい登録制の求人媒体を利用しがちです。

一方でブラック企業は人の入れ替わりが激しいため、登録制の求人媒体では人材の補充が間に合いません。

募集が集まりやすい登録不要の求人媒体を利用せざるを得なくなります。

待機時間がないホワイト企業に入りたければ、必ず登録制の求人媒体を利用しましょう

まとめ

今回はトラックドライバーの労働時間が長くなる理由について解説しました。

最後に内容をまとめます。

  • トラックドライバーの労働時間が長いのは待機時間が主な原因
  • 長いと4時間以上待たされることもある
  • 待機時間を避けるには会社選びが重要

待機時間をなくしドライバーの労働時間を減らす取り組みをしている運送会社は、近年増えてはいるものの未だ低い割合です。

それでも根気強く探していれば必ず優良企業が見つかります。

少しでも条件の良い会社を見つけるためにも、まずは求人媒体に登録するところから始めてみましょう!

ABOUT ME
beaver
20代で小学校教諭をするも人間関係で心病んでしまい、トラックドライバーへ転職することに。4t・10t・大型トレーラーまで乗務し、地場~長距離までひと通り走ってきました。運送会社も5社ほど渡り、優良企業とブラック企業どちらにも勤務。この経験をもとに優良運送会社へ入社するためのアドバイスを当ブログで紹介しています。